下棹の割れ接着修理
紅木の津軽三味線の下棹が衝撃が入り割れてしまったので接着修理をする事になりました。
ツラだけでなく後ろの猿尾までヒビが入ってますが、しっかり修理をすれば全く分からなくなります。
まず割れた個所に接着剤を流してしっかりとしめます。ここで隙間が開いた状態でかたまってしまうと仕上がりが綺麗にいかないので細心の注意を払って接着します。
接着剤が溢れるくらいがちょうどいいです。↓
接着が完了しましたらはみ出た接着剤を削ります。↓
次は磨きに入ります。棹のそりを見つつ、磨き残りのないように何度もチェックしながら綺麗に磨いていきます。↓
磨きまで終わったら最後に椿油や漆を入れて数日乾かします。漆はある程度乾かさないとかぶれてしまうので注意が必要です。↓
目で見ただけでは全く分からないようになりました。磨いてあるので触っても何も感じませんので安心してお使い頂けます。
割れ修理は状態によってお値段が変わりますので、まずはお見積もりからお気軽にご相談ください。