象牙の糸巻き調整をお受けいたしました。3の糸の調子を取った際に、巻き終わっても真ん中の方に寄って来てしまうという症状でした。
たまにある事なのですが、糸巻きの中に油分などの余計な物がついてしまったのが原因です。
今回の糸巻きはそこまでのがたつきはなかったので、磨きで多少のがたを取り、仕上げに墨を塗って止まりを滑らかに致しました。
この墨は昔ながらの知恵で当店の3代目が修行した名店でも行っておりました(^^)止まり具合に非常に大切なので絶対に拭き取らないでください。
合成の糸巻きの独特の止まり方も緩和させることもできるんです!!