• リニューアル中古三味線本体 紅木 津軽 1寸幅 5分大丸打ち胴 黒檀糸巻き 両面合成皮 新品付属品付き 3749
  • 価格:200,000円(税込)
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商品説明

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価格:200,000円(税込)

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~商品概要
紅木 津軽 1寸幅 5分大丸打ち胴 黒檀糸巻き 両面合成皮 新品付属品付き 3749 (リニューアル中古)

中古三味線 紅木 津軽


新品参考価格…35万円前後
材質……………インド紅木
つら幅…………約3.0センチ(1寸)
胴の大きさ……5分大サイズ丸打ち胴
糸巻き…………本黒檀素六 8分
その他仕様……東さわり・上2本溝 下段違い2本溝・三つ折れ
付属品…………仮継ぎ・胴掛け・音緒・竹駒・和紙袋・予備糸・天神カバー(付属品新品)



当店の三味線は全て自分の工房で作っております。



こちらの三味線を作るにあたってかんべり修理(19800円)と天神の先や側面含む棹全体の磨きなおし(55000円)の作業をしました。
棹全体を磨き直しは中古三味線を作り直す過程で私たちが特にこだわって行っております。

当店では仕上げに漆を入れておりますが生の漆を使用しているので自然で高級感のある落ち着いたツヤ感の仕上げになっております。
棹の磨き直しは新しい三味線を作る工程と同じ作業内容なので中古とは思えない品物になりました。

元々ほとんど使用されておらず新品と比較しても遜色ない1本です。
そこからさらに私達が手をかけましたので大変お勧めです。
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棹の木目(ふし)部分には埋めている箇所がございますが演奏や使い勝手に影響はございません。
中古三味線 紅木 津軽
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皮はこの三味線を作るにあたり両面とも合成皮で新しくお張りしております。
胴は5分大の丸打ち胴が仕込まれております。
中古三味線 紅木 津軽
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棹の太さと胴のバランスが良いので非常に使いやすいと思います。

目では分かりませんがハの高さは津軽や長唄、地唄などそれぞれ寸法が1厘単位で違います。
こちらは津軽三味線の駒を掛けて存分に演奏できるようにハの高さも合わせてあります。

中古三味線 紅木 津軽




東さわりは一度分解し、中のスプリングやさわり駒の山出しなど細かい箇所のメンテナンスも済んでおります。
上がり下がりもスムーズです。
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金具も6か所全て取り外し、一番使いやすいとされる糸巻きの開きの寸法に直してあるので使い勝手が良くなっております。
金具の付け直しも行っておりますので使い始めて早い段階で取れるという事はございません。

通常の修理ですと糸巻きの開き直しが11000円、金具の付け直し+糸ぐら磨き6箇所9900円かかりますが全て行ってある状態です。

金具も綺麗に磨き直しました。
中古三味線 紅木 津軽

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糸巻きは本黒檀の素六が仕込まれております。
太さが8分なので女性でも握りやすいです。
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継ぎ手の中は2本溝になっておりますので、破損がしにくく分解する際もしやすくなっております。
上が通常の2本溝、下が段違い2本溝なので溝だけでも高級感がございます。
中古三味線 紅木 津軽
中古三味線 紅木 津軽

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仮継ぎが付属しておりますので安心して分解可能です。
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竹駒は新品をお付け致しました。
中古三味線 紅木 津軽


~『菊岡 中むら』の
リニューアル中古三味線ができるまで~


当店は実際に『菊岡 中むら』店舗の中のお客様の目の前で職人が全ての作業を行っておりますので、お店に来て頂ければいつでも作業風景をご覧頂けます。

当店の中古三味線は「ハ」や「下がり」がくるっていたり、糸巻きや別の部分が調整不足のままお出しするという事は100%ございません。
楽器として不安が残るような状態では販売することはございません。

皮も新しく張り替えてからお出し致します。

当店では自分達の手でしっかりと手を掛け、新品同様の状態に作り直してから販売しております。
新品に比べて値段も安く、売れ筋の品となっております。

それでは簡単ではありますが当店のリニューアル中古三味線が完成するまでをご紹介致します。


まず第一に棹の曲がりや「ハ」の高さをチェックします。

中古三味線説明 フリーエリア中古三味線



棹が曲がっていると3の糸が落ちてしまったりします。
曲がっていた場合は継ぎ手の中を少し削ったりしながら曲がっている方向とは逆に振って真っすぐに直します。↓


三味線修理 曲がり

「ハ」が低かったり高かったりで合っていない場合は取り外して高さを合わせて調整します。
高さが合っていないと弾く際に非常に弾きにくくなりますので1厘単位で何回も確認しながら調整します。
この修理を「ハ直し」といいます。↓


中古三味線説明 フリーエリア


そこまで完了しましたら次はカンベリ修理と棹磨きに入ります。
中古で引き取った三味線はツヤがない物が多いので綺麗に磨いて最後は漆を入れて仕上げます。
カンベリを取ると厚みが減ると言う方もおりますが、うまく取ればさほど減りません。
実際に当店で販売している中古三味線は先何十年も使える品しかお出しません。↓

三味線修理 カンベリ・棹磨き
店舗写真

磨きの作業は天神の先まで行います。
新品を作る時と同じで、棹の全体を磨いてしまうので新品と同じように綺麗になります。↓
三味線修理 天神磨き


次は胴です。たまに胴の留め部分に隙間があったり割れている場合は一度4枚にばらして前の糊部分を綺麗に洗います。
そして再度削り合わせて接着します。この作業を「胴付け」といいます。↓

中古三味線説明 フリーエリア中古三味線説明 フリーエリア

皮の張り替えに移ります。
ここで音がある程度決まってしまうので大変重要な作業です。

当店では張りあがっても自分張り具合に納得がいかない場合、少しもったいないですがそれを剥がして何回でも張り直します。
当店では張り替えに『自分の手』以外は使いません。↓

中古三味線説明 フリーエリア
中古三味線説明 フリーエリア


手で張る際は『木栓』という道具で皮を挟んで引っ張ります。↓

三味線修理 張り替え


皮を張り終えて糸を掛ける前に糸巻きの調整をします。
糸巻きの調整がしっかりされてないと使えないので地味ですが非常に大切かつ技術のいる作業になります。

三味線修理 糸巻き調整


金物が取れかかっていたり糸巻きの開きが悪い場合も後々心配のないように全部外して付け直します。
場合によっては全て取り替えてしまう事もございます。↓

中古三味線説明 フリーエリア


最後に胴掛けや音緒などを付けて糸を掛ければ完成です。
最後に自分たちで実際に音を出して音が悪ければ再度チェックし直します。
そこまでこだわって当店の職人は1つ1つ丁寧に作っております。↓


中古三味線説明 フリーエリア

最後になりますが、写真や文章だけでは見えない部分が多々あります。
当店では、新品・中古に限らず、長年共にする楽器ですので値段や情報だけで判断せず可能であれば実際に品物を手に取って見る・触るという事をお勧めしております。

また、購入後もメンテナンスは必ず必要になってきますので、安心してお付き合いのできるお店選びも重要です。
ご遠方の方は大変かもしれませんが、品物は全て店頭にあり、ネットと価格は同じですので是非足をお運び頂ければと思います。
ご来店を心よりお待ちしております。