三味線に使用する象牙撥を修理致します。
こちらは地唄三味線の津山撥の大きさです。
先が丸まってしまったり少し欠けてしまった場合など、再度先を出して磨き直します。
先直しの場合、欠けの大きさによってお値段が33000円まで変動致しますのであらかじめご了承ください。
欠けが大きかったり状態によっては直りきらない場合がございます。
全体の黄ばみ取りですが、深く入ってしまった汚れは取れませんので予めご了承ください。
様々な作業を行っておりますので、作業期間は当店に品物が届いてから1週間前後頂いております。
お急ぎの場合でもできる限り対応致しますのでお気軽にご相談くださいませ。
ご来店でのお持ち込みの場合はお店でお受けいたしますので是非ご来店くださいませ。
↓作業完了までの流れ↓
お支払い手続きの前にお客様の撥を当店までお送り頂きます。
破損の心配がないように撥さやをし、段ボールなどの箱に入れてお送りください。
封筒など柔らかい物でお送り頂くと運送中に破損する場合がございます。
品物が届きましたら状態を拝見させて頂き、修理内容の確認とお見積りを当店よりご連絡致します。
金額が決まりましたらお客様専用のお支払いページをお作り致しますのでそちらからお支払いのお手続きになります。
作業が完了し、ご入金を確認させて頂きましたら当店より発送させて頂きます。
1万円以下の修理の場合は、当店からの送料も頂戴しております。
修理は必ず全て私達が担当致します。
店の外へは出しませんのでご安心くださいませ。
作業内容↓
※写真はべっ甲ですが、手順や修理内容は象牙も同じです。
三味線の撥は使用していると糸とのこすれですり減ってきたり糸の跡がついてきたりします。
なるべく元の形や硬さを残しつつ、形を作って磨いておりますので新品の様に生まれ変わります。
撥の状態によって修理方法が変わってきます。
当店ではサイドを削って直せる撥は両側から削って直したりしています。
見た目もほとんど変わらず、サイドからの方が硬さがほとんど変わりません。
硬さを少し出したい場合は上を少し詰める事もございます。
形の直しができたら磨きに入ります。
多少の傷や糸の跡などはこの作業で落とします。
この磨きをしっかりしないと最後にバフを掛けた時に傷が浮き出てしまいますので重要な作業です。
磨き作業が完了したら最後にバフという機械でツヤを出します。
ピカピカになるまで何度も何度もかけて仕上げていきます。
バフをかける作業が完了したら撥の磨き直し(先出し)終わりになります。
