三味線の糸巻き3本取り換えになります。
面取りの太口というタイプで地唄三味線に使用されております。
生地の良さでランク分けされております。
様々な作業を行っている為、作業期間は当店に品物が届いてから約1週間~2週間頂いております。
お急ぎの場合でもできる限り対応致しますのでお気軽にご相談くださいませ。
ご来店でのお持ち込み修理も随時お受けしておりますので是非ご来店くださいませ。
↓作業の流れ↓
まず、お客様の三味線を当店までお送り頂きます。
この時、可能であれば分解して上棹(天神部分)のみお送りください。
ほぞや天神は割れやすいので破損のないようにクッション材や新聞紙などで厳重に梱包をお願致します。
仮継ぎがある場合は付けて頂くようお願い致します。ない場合はプチプチなどで代用してください。
品物が届きましたら状態を確認し、確実なお見積もりをご連絡致します。
金物が浮いていたりずれている場合は金物付け直し代が別途かかる場合がございます。その際も当店よりご連絡致します。
まれに状態が悪く仕込めない場合がございます。予めご了承くださいませ。
金額が決定しましたら糸巻きを仕込みます。
修理が完了し、ご入金を確認させて頂きましたら当店から発送させて頂きます。
作業内容↓
修理は必ず全て私達が担当致します。
店の外へは出しませんのでご安心くださいませ。
糸巻きはほとんどの場合、削られておらず私たちが削り出します。
糸巻きは少しの変化で使い勝手に関わってくるので簡単そうに見えて実はかなり繊細な作業になります。
波状のラインも無い状態から、細いやすりで丁寧に作っていきます。
一回でもやすりが深く入ってしまうと綺麗にできないので注意が必要です。
たまに粗削りしてある状態の物もございます。
途中で回し具合やがたつきが無いように何度も確認をしながら奥まで削っていきます。
太い金物と細い金物両方に当たればここからは仕上げです。
仕上げには目の細かい紙やすりを使用します。
しっかり滑らかに止まる事を確認し、穴を開けたら完了です。
黒檀や素材が木の場合はここまでで完了ですが、象牙の場合はここから磨きになります。