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リニューアル中古三味線 紅木 長唄 銀細 綾杉胴 象牙糸巻き・象牙駒・スペア新品黒檀糸巻き・仮継ぎ付き 9786

中古の紅木長唄三味線です。
棹全体の磨きやハや糸巻き、さわりの調整、皮の張り替えなど全てチェック・修理しております。
仕込まれている象牙の糸巻きが若干短いので、新品の黒檀糸巻きも仕込みました。
ご用途に合わせて使い分けが可能です。
半水牛の象牙駒をお付けいたしました。
ほぞの中は銀ほぞになっており、胴の中は綾杉胴です。
駒や予備の糸、和紙袋をお付け致します。

リニューアル中古三味線 紅木 長唄 銀細 綾杉胴 象牙糸巻き・象牙駒・スペア新品黒檀糸巻き・仮継ぎ付き 9786

通常販売価格:
280,000円(税込)
価格:

250,000円 (税込)   <10%OFF>

本体ご購入時の発送方法:
長いままの発送または分解での発送をお選びください。
15000円以上のハードケースと同時購入の場合は送料は無料でお送り可能です。
ただ、ケース用の箱のみでの梱包になりますので破損が心配な方は大型梱包をお選びくださいませ。
購入数:

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~商品概要~
紅木 長唄三味線 銀細 綾杉胴 象牙糸巻き スペア黒檀付き8555 (リニューアル中古)

中古三味線 紅木 長唄

新品参考価格…50万円前後
材質……………紅木
つら幅…………約2.5センチ 胴の大きさ……長唄サイズ綾杉胴
糸巻き…………象牙・新品黒檀
その他仕様……銀細・三つ折れ
付属品…………胴掛け・音緒・半水牛象牙駒・和紙袋・予備糸・天神袋


当店の三味線は全て自分の工房で作っております。
こちらの三味線を作るにあたってかんべり修理(17600円)と天神の先や側面含む棹全体の磨きなおし(44000円)の作業をしました。
棹全体を磨き直しは中古三味線を作り直す過程で私たちが特にこだわって行っております。
当店では仕上げに漆を入れておりますが生の漆を使用しているので自然な落ち着いたツヤ感の仕上げになっております。
新しい三味線を作る工程と同じ作業内容なので中古とは思えない品物になりました。
深みのあるトチも浮かび上がっている箇所も多くございます。
中古三味線 銀細 紅木長唄
中古三味線 銀細 紅木長唄
中古三味線 銀細 紅木長唄
中古三味線 銀細 紅木長唄
中古三味線 銀細 紅木長唄
中古三味線 銀細 紅木長唄


皮はこの三味線を作るにあたり犬皮で新しく両面お張りしております。
中古三味線 紅木 長唄
中古三味線 紅木 長唄


糸巻き部分は象牙が使用されており調整済みです。
金具も6か所全て取り外し、一番使いやすいとされる糸巻きの開きの寸法に直してあるので使い勝手が良くなっております。
金具のつけ直しも済んでおりますので使い始めて早い段階で取れるという事はございません。
金具も綺麗に磨き直しました。
通常の修理ですと糸巻きの開き直しが11000円、金具の付け直し+糸ぐら磨き6箇所9900円かかりますが全て行ってある状態です。
中古三味線 銀細 紅木長唄
中古三味線 銀細 紅木長唄


象牙の糸巻きが若干短いので新品の黒檀糸巻きを練習用として仕込みました。
糸巻きを取り換えれば使える幅が広がってどのようなシーンでも対応可能になります。
中古三味線 銀細 紅木長唄
中古三味線 銀細 紅木長唄


継ぎ手の中は1本溝になっておりますので分解する際もしやすくなっております。
銀細も入っておりますので衝撃に強くなって割れが入りにくいのが特徴で、さらにこの三味線専用の仮継ぎが最初から付属しておりますので分解する際も安心です。
中古三味線 銀細 紅木長唄
中古三味線 銀細 紅木長唄
中古三味線 銀細 紅木長唄


胴は長唄サイズの子持ち綾杉が仕込まれております。
中古三味線 銀細 紅木長唄
中古三味線 紅木 長唄


付属の象牙の駒は耐久性を考えて角部分に白水牛を張ってみました。
中古三味線 紅木 長唄


ご購入後万が一、中木が取れてしまったり、糸巻きの金具が外れてしまった場合など(皮は除く)、1年間は無料で修理致しますので安心してお使い頂けます。


~『菊岡 中むら』のリニューアル中古三味線ができるまで~

当店は実際に『菊岡 中むら』店舗の中のお客様の目の前で職人が全ての作業を行っておりますので、お店に来て頂ければいつでも作業風景をご覧頂けます。

当店の中古三味線は「ハ」や「下がり」がくるっていたり、糸巻きや別の部分が調整不足のままお出しするという事は100%ございません。
皮も新しく張り替えてからお出し致します。

当店では自分達の手でしっかりと手を掛け、新品同様の状態に作り直してから販売しております。
新品に比べて値段も安く、売れ筋の品となっております。

それでは簡単ではありますが当店のリニューアル中古三味線が完成するまでをご紹介致します。


まず第一に棹の曲がりや「ハ」の高さをチェックします。↓

中古三味線説明 フリーエリア中古三味線


棹が曲がっていると3の糸が落ちてしまったりします。継ぎ手の中を少し削ったりしながら曲がっている方向とは逆に振って調整します。↓

三味線修理 曲がり

「ハ」が低かったり高かったりで合っていない場合は取り外して高さを合わせて調整します。
高さが合っていないと弾く際に非常に弾きにくくなりますので1厘単位で何回も確認しながら調整します。この修理を「ハ直し」といいます。↓

中古三味線説明 フリーエリア

そこまで完了しましたら次はカンベリ修理と棹磨きに入ります。
中古で引き取った三味線はツヤがない物が多いので綺麗に磨いて最後は漆を入れて仕上げます。
カンベリを取ると厚みが減ると言う方もおりますが、うまく取ればさほど減りません。
実際に当店で販売している中古三味線は先何十年も使える品しかお出しません。↓

三味線修理 東サワリ入れ店舗写真

磨きの作業は天神の先まで行います。
新品を作る時と同じで、棹の全体を磨いてしまうので新品と同じように綺麗になります。↓

三味線修理 天神磨き

次は胴です。たまに胴の留め部分に隙間があったり割れている場合は一度4枚にばらして前の糊部分を綺麗に洗います。
そして再度削り合わせて接着します。この作業を「胴付け」といいます。↓

中古三味線説明 フリーエリア中古三味線説明 フリーエリア

皮の張り替えに移ります。ここで音がある程度決まってしまうので大変重要な作業です。
当店では張りあがっても自分張り具合に納得がいかない場合、少しもったいないですがそれを剥がして何回でも張り直します。
当店では張り替えに『自分の手』以外は使いません。↓

中古三味線説明 フリーエリア中古三味線説明 フリーエリア

手で張る際は『木栓』という道具で皮を挟んで引っ張ります。↓

三味線修理 張り替え

皮を張り終えて糸を掛ける前に糸巻きの調整をします。
糸巻きの調整がしっかりされてないと使えないので地味ですが非常に大切かつ技術のいる作業になります。

三味線修理 糸巻き調整

金物が取れかかっていたり糸巻きの開きが悪い場合も後々心配のないように全部外して付け直します。
場合によっては全て取り替えてしまう事もございます。↓

中古三味線説明 フリーエリア

最後に胴掛けや音緒などを付けて糸を掛ければ完成です。
最後に自分たちで実際に音を出して音が悪ければ再度チェックし直します。
そこまでこだわって当店の職人は1つ1つ丁寧に作っております。↓

中古三味線説明 フリーエリア

最後になりますが、写真や文章だけでは見えない部分が多々あります。
当店では、新品・中古に限らず、長年共にする楽器ですので値段や情報だけで判断せず可能であれば実際に品物を手に取って見る・触るという事をお勧めしております。

また、購入後もメンテナンスは必ず必要になってきますので、安心してお付き合いのできるお店選びも重要です。
ご遠方の方は大変かもしれませんが、品物は全て店頭にあり、ネットと価格は同じすので是非足をお運び頂ければと思います。
ご来店を心よりお待ちしております。

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